さよならZ6
2018年の発売日からずっと使ってたNikon Z6、この度下取りに出しました。Z6IIにアップグレードするのです。
デジタルカメラのボディというのは、基本的に一方向にしか進化しないものなので、新しい機種は大体すべてにおいて旧機種より優れている。「この古い機種じゃないと撮れない写真」みたいなのはほぼ無い(FOVEONセンサーとかの特殊な例は除いて)。というわけで僕は基本的にデジカメのボディに愛着を育てることはなく、これまでもどんどん買い替えてきた。でもこのZ6、やっぱりちょっと特別で、軽く感傷に浸っている。
なんというか、写真というものとの向き合い方を変えてくれた一台だと思う。自分の人生において特に波風が立った時期に巡り合った、というのもあるけど、やっぱりこのカメラ自体に特別なオーラがあった。
しかし、使わないカメラボディを棚に飾って置いてもしかたないので、ここは前に進むことにするのだ。
Z6を下取交換で送って、Z6IIはまだ届いていないので、今日から数日エアポケット状態になる。とくに困ることがあるわけではないけども、なんともなんだか忘れ物をしたような気がしてきてしまう。
Z6IIはマイナーチェンジなので、ある意味安心している。まあどう転んでもZ6と同じようには使えるだろう、と。液晶チルトさせるとアイセンサーが切れるのと、電子水準器のデザイン変更は神アプデだと思う。動画のAFが性能向上していることを期待している。
次の世界に進むため、力を溜めていくのだ。