bluelines

本業は大学教員で言語学の研究者。このブログは最近殆ど写真ばかり。「まっすぐ撮る部」「ズームレンズ使えないマン」「全日本絞らない党」あたりでやっている。

子どもがいない

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 夕方に散歩するのが日課になっている。ルートはその日の気分で変わる。五月中に通りかかると、いつも子どもが遊んでいる公園があった。今日久しぶりにその前を通ったけど、誰もいなかった。

 

そうか、子どもは学校に行っているのか。

 

かくして僕は、非日常が終わらないうちに日常が始まっているのを目撃する。気持ちが追い付かない。

 

自分の仕事はまだ在宅リモートだ。その日の授業や会議が全部終わってカメラを切った時の言い知れない落ち着かなさ、あれは何なのかと思っていたが、多分「一人に戻る」のが急すぎて気持ちが追い付かないんだと思う。

 

キャンパスで仕事をしている時は、家に帰って自分の部屋に着くまでに、時間をかけて少しずつ一人になっていく。知っている人たち、同じ職場の人たち、知らない人たちを経由して少しずつ。でもリモートな時は、カメラの電源を落とした瞬間からすぐに一人だ。いきなり自分の部屋にワープしている。

 

そして、消えてしまった途中経過を捏造するために散歩に出る。一人に戻るのも手間がかかるのだ。こんな世界になって初めて気付くことは多い。

 

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あとはとにかく祈る。できるだけうまくいきますように、いろいろ。