bluelines

本業は大学教員で言語学の研究者。このブログは最近殆ど写真ばかり。「まっすぐ撮る部」「ズームレンズ使えないマン」「全日本絞らない党」あたりでやっている。

渦のさなかに

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ここのところしばらく調子が良かったのだけど、今日はなんだかこころのバランスが崩れてしまった。色々手につかないままで一日が終わる。

 

こういう気分になると、なんだかそれに合ったストーリーを探してしまう。緊急事態宣言後の日本の感染者数減、おそらく可能な政策として望みうる最大の成果だったのではないかと思うが、しかし全然、さっぱり、「終わった」感じがしていない。誰もが「第二波」を口にする。どこから数えて第二なのかはわからないけど、とにかくまだやってくるものがある、と思っている。東京はもうその先ぶれが来ているのかもしれない。

 

ここから先は延々と大小のトロッコ問題に直面する社会になる。有効な感染拡大抑制策は必ずといっていいほど経済やプライバシー保護とトレードオフであり、誰かの命を救おうとすれば別の誰かの命を危険に晒すことになる。どちらが選択されてもトロッコは走り続ける。

 

きついなあ。「もっとずっと直接的に厳しい立場に立たされている人がたくさんいる」、それはわかってるけど、たまには弱音を吐かせてほしい、明日には復活するから。

 

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テレビニュースをつけたら、宣言解除に伴い営業を再開する施設、そこを訪れる人々の特集で、最後のナレーションは、「そして緊急事態宣言解除後の最初の週末がやってきます」。どう受け取ったらいいのか決めかねる。明るい未来?不吉な予感?まだ「ステイホーム」は単純でよかった。やるべきこととその帰結がはっきりしていた。

 

あー。あー。くそう。うまく言葉にできない。自分が不甲斐ないとも感じるし、いやこれ仕方ないだろとも感じる。迷いながら進むしかないみたい。僕が苦手にしていることだ。

 

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