雨の始まりと終わり
川まで歩いた。歩いただけ。特に何も変わらなかったけど満足した。
我々の社会って、「苦役」を「褒美」でバランスとるみたいな設計になってると思うんですよ。苦しんで満員電車で出勤した、だから仕事終わりに生ビールで乾杯して騒ぐ。苦しんで受験勉強した、だから東京の大学で楽しいキャンパスライフ。でも今、飲み会も、推しのライブも、とにかく楽しいことが軒並みリスクになってしまった。「褒美」のコストが理不尽に高くなってしまった。
どうするかって、「苦」の部分を緩和するしかないと思うんだよな。もう、より苦しんで我慢して頑張ることこそが尊いのだ、みたいな概念は捨てて。なるべく優しく、楽しく回せるように知恵を出して。他人が十分に苦しんでいない、と責めることも止めて。
とにかくこの雨はまだまだ続く。変えていくしかない。
8月がやってくるよ。