bluelines

本業は大学教員で言語学の研究者。このブログは最近殆ど写真ばかり。「まっすぐ撮る部」「ズームレンズ使えないマン」「全日本絞らない党」あたりでやっている。

三番目のZ:NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

f:id:gorotaku:20190915234312j:plain

「明日もう一度来てください、本当のボケをお見せしますよ」的な


 Zマウント三番目のレンズです。

www.nikon-image.com

テクニカルには他にも色々あったんですが、僕にとってはズームレンズは存在してないのと同じなので、Z35S・Z50Sに続いて三番目ってことにします。Z単焦点シリーズはこれまでもレビューしてきています。

 

NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sで写真を撮っている - bluelines

【2018ワーストレンズ受賞記念】NIKKOR Z 50mm f/1.8 S レビュー&作例 - bluelines

【再度検証】NIKKOR Z 50mm f/1.8 S のボケは硬くて汚いのか - bluelines

 

で、今回は85mmです。35mm・50mmとの兄弟っぷりが甚だしいというか、初対面で「君、あそこんちの子だよね?」と言えるような仕上がりになってます。写真を見ましょう。

 

 

1. 本当のボケをお見せしますよ

 

f:id:gorotaku:20190915235040j:plain

 

 

ボケしかない写真なんですが、余裕で成立しますね

 

 

f:id:gorotaku:20190915235131j:plain

 

 

前に置いても文句のつけようがない

 

 

f:id:gorotaku:20190915235234j:plain

 

 

Z50の時は、なぞの勢力による「ボケが硬くて汚い!」というネガキャンがあったんですが、さすがに今回無理でしょう

 

 

f:id:gorotaku:20190915235332j:plain

 

 

なだらかなので、レイヤーがきっちり割れてなくてもきれいに繋がります

 

 

f:id:gorotaku:20190915235421j:plain

 

 

これくらいの距離感でこれくらいのボケ感。全部開放です。

 

 

f:id:gorotaku:20190915235455j:plain

 

 

2. 収差が行方不明

 

f:id:gorotaku:20190915235814j:plain

 

 

Zの兄弟と同じで、異常にクリアーな写真になります。バカみたいなコントラストがついたエッジでも、フリンジは殆ど感じられません。金属ボウルのふちとか凄いですね

 

 

f:id:gorotaku:20190915235904j:plain

 

 

等倍で見ると自転車のハイライトの縁にわずかに紫があるんですが、このサイズだとほぼ見えないと思います

 

 

f:id:gorotaku:20190916000013j:plain

 

 

つるつるなやつのつるつる感がすげえ

 

 

f:id:gorotaku:20190916002310j:plain



 

開放でピントは電柱。手前の電線は被写界深度の外です。ピーカンでこのレベル。

 

 

f:id:gorotaku:20190916000210j:plain

 

 

金属に強い光が当たってもなんでもない

 

 

f:id:gorotaku:20190916000249j:plain

 

 

3. その他あれこれ

 

中央部のピント面は開放からバカみたいに解像します。隅は調べてませんが、85mm単焦点開放で、隅の解像が問題になるような撮り方ってあんまりしないと思います。AFは若干重い。AF-SレンズのF1.4シリーズみたいな、「でっかいエレメント動いてるなー」という感触です。おそらくこのクラスのレンズになると、AF速度は精度とのトレードオフになるので、まあ仕方ないのでしょう。AF精度は文句のつけようがありません。サイズはZ35/50よりわずかに長い程度、実にちょうどいいハンドリングです。今のところ活躍する場面はありませんが、防塵防滴前玉フッ素コートもやはり嬉しい要素です。

 

では残りの写真です。

 

f:id:gorotaku:20190916000829j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916000855j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916000922j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916000957j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916001018j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916001039j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916001105j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916001122j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916001156j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916001219j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916001241j:plain

 

 

 

f:id:gorotaku:20190916001301j:plain

 

 

総じて、きわめて都会的なレンズだと思います。南青山とかで夕暮れにロケやってポートレート撮るなら身も蓋もなく最強でしょう。アクセサリーに光が反射してもフリンジなし!問題なし!

 

そういえば、「85mmなのにポートレートの作例はないのか」とおっしゃるフレンズもいるかもしれませんが、ありません。おとといきやがれ。

 

 

f:id:gorotaku:20190916001454j:plain

 

 

というわけで、まったくもっていいレンズです。使い勝手的には歴代85mm単焦点でも最高だと思います。あまりにクリアーで、予想外の味がつかないので、NOKTONみたいなタイプとは棲み分ける感じです。とりあえず85mmが欲しい、って人は、これで損することはまずないでしょう。

 

たぶん、冬に空気が澄んでるときに使うと、またいい感じで本領発揮するんじゃないかと思ってます。その時にでもまた。