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写真をメインに、いろいろログ。

2022よかったシリーズ:映画

「僕が2022年に観た映画」の中で。


『マイスモールランド』


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順位をつけるなら多分これがベスト。映画館で観た時は後半ずっと泣きそうだった。重いテーマを真摯に描きながら、撮影とか家族キャスティングとかROTH BART BARONの主題歌とかが全部ぴったりハマっていた。我々はもっとちゃんと「しょうがなくなんてないよ」と言えなければいけないのだ。

 

トップガン マーヴェリック』


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説明不要ですよねもう。「トムちゃんは!マーヴェリックを!やめへんでーーーい!」という往生際の悪さがここまで完全なエンターテインメントになるとは。最高なので毎年やってほしい。とりあえず2023はイーサンハントをやめへんでがあるから最高が約束されているな!

 

『NOPE』


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ホラーだと思って観てたら途中から怪獣映画になった。人を食ったタイトルといい、コミュ障の兄とチャカつく妹の主人公コンビといい、絶妙に王道を外す変化球で観客の目眩ましをしておいて、「まさかそんな」のラストバトルに雪崩れ込む。すごく新しくて不思議で奇妙な面白さを持つ作品。

 

『恋は光』


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原作マンガが大好きなので、なぜこのタイミングで映画化?というのも含めて不安だったのだが、いやあこれ最高でしたね。ストーリーには原作と違うスピンを加えていながら、キャラクターがしっかり北代だったり西条だったりするので、ちゃんと『恋は光』なんである。特に西野七瀬がびっくりするほど良かった!

 

『ある男』


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昨日滑り込みで観てきたが無事に魂消し飛んだ。役者がみんなすごく上手い(窪田正孝うめーなーと思ってたらあの子役、凄かったですね)し演出は緻密だし、最高級の完成度の映像をもって観客のアイデンティティ不安を揺さぶりにくる映画。オチの衝撃は確実にしばらく引きずります。

 

『ドント・ルック・アップ』


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アメリカン人類愚かエンターテインメント。終末ディザスター・ムービーのお約束を色々裏切ってみたらすごいリアルなブラック・コメディになってしまった。カサンドラの苦悩も現代においてはテレビとSNSで消費されるネタになるのだ!

 

『LOVE LIFE』


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まともな人たちが愚かな選択に追い込まれていく様を丁寧に丁寧に見せられる映画。この作品をインスパイアしたという矢野顕子の『LOVE LIFE』には、「かなしみさえ よろこびに変わる」という歌詞があるのだけど、そこからよくもこのストーリーを着想しましたね、と感心してしまう。

 

『THE FIRST SLAM DUNK


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奇跡的に完璧な作品である原作マンガに、アニメ映画という(制限の多い)メディアでどう戦うのか?という問題に対して、「アニメは動く」「音が鳴る」という当たり前をこれ以上無いほど活かして最高のエンタメを作り上げている。原作未読の人に分かるのかな?と思ってたとこも、考えてみたら三笘薫と田中碧が幼馴染だって知らなくてもスペイン戦楽しめたもんね。

 

『ドロステのはてで僕ら』


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2022年の映画じゃないし、他の作品とも全くテイストが違うけどこれは残しておきたい。「日本の劇団」的な芸が、尋常じゃない人力長回し映像に収められて、「モノをつくるって楽しい!」というバイブスに溢れた映画になっている。こういう原初衝動的な楽しさって定期的に摂取しておきたいのです。

 

『RRR』


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「カッコ良すぎて爆笑」という人間の新たな感情を呼び覚ます超絶インド映画。スーパーそうはならんやろカッコいいアクションの数々に真面目に伏線張ってたりするのがまたかわいい。僕は劇中歌『Dosti』のテルグ語版がちょっと歌えるようになりました。圧倒的に応援上映向けの作品だと思うので、家で友達と集まって応援上映したいです。

 

あとマンガ編とゲーム編とガジェット/デバイス編を予定!