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本業は大学教員で言語学の研究者。このブログは最近殆ど写真ばかり。「まっすぐ撮る部」「ズームレンズ使えないマン」「全日本絞らない党」あたりでやっている。

耳を塞がないイヤホン/ヘッドホン比較レビュー

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最近流行りつつあります。イヤホンなのかヘッドホンなのかが微妙ですが、「耳を塞がずに音を聴くことができるBluetooth機材」です。この種の機材のアドバンテージは、「周りの音が聞こえる」ことです。例えば、ラジオやポッドキャストを聴きながら家事をするとか、散歩をするとか、そういう時って周りの音も聞きたいわけですよね。コンテンツも周囲の環境音も、両方聞きながら動き回ることを可能にする機材、二種類を比較してレビューします。

 

赤コーナー、Aftershokz Air。もうすっかり有名になってきている骨伝導です。

aftershokz.jp

 

青コーナー、ambie sound earcuffs。最近完全分離型が発売された製品。アクセサリーみたいに耳に装着します。

ambie.co.jp

 

1. 音質

正直、どっちも大したことありません。「周りの音が聞こえる」以上、それはどうしようもないことで、真面目に音楽を聴くための機材ではないです。敢えていうならAftershokz Airの方がまだ多少低音が聴こえる感じ。ambie sound earcuffsは低音が完全に飛んで、ある種トランシーバーみたいな音になります。

2. 音漏れ

どっちも漏れます。満員電車とかでは使わないほうがいいと思います。多分、ambie sound earcuffsの方がちょっとだけ漏れ音量が大きいと思いますが、現実世界で意味のある差を生むような違いではありません。

3. 装着感

ambie sound earcuffsの装着感はかなり素晴らしいと思います。重さを感じず、ずれたり落ちたりする心配も全くない。飛んだり走ったり寝転んだりしても全然平気です。眼鏡のツルやマスクの紐とも干渉しない。Aftershokzも悪くはないですが、ヘッドバンドが頭の後ろに回っているため、ヘッドレストに頭を乗せたり寝転がったりすると邪魔になります。ただ、ambieは装着するのが結構面倒です。絶対両手を使わないといけないので、充電ホルダーから取り出して一個ずつ装着するの、駅のホームとかではかなり厳しいと思います。

4. 環境音の干渉

Aftershokzは周りの音がすごくよく聞こえて、大きな音が鳴っている場面(交通量の多い道路際とか)では聴こうとしている音声/音楽がよく聞こえないことがあります。この点ではambieは環境音に対する耐性が少しだけ高いです。

5. 安定性

Aftershokzは一年半使い倒していますが、信頼性は高く、bluetoothも安定して繋がるし、動作もブレがありません。ambieはまだ使って数日なんですが、いまのところ不安になるようなことはないです。

6. 操作性

再生一時停止のボタン、ambieは慣れないとちょっとどこにあるのか分からなくなりがちですね。まあ慣れたらいいだけの話なので、そんなに大きな問題ではない。Aftershokzはすごく再生一時停止ボタンはすごく分かりやすい。

 

どっちがいい?

正直、かなり悩ましい。Aftershokzは間違いなくいい仕事をしてくれる機材ですが、メガネ/マスクと同時装着するとちょっと邪魔くさいとか、首の後ろにヘッドバンドが廻るのが邪魔になることがあるとか、その辺りが弱点といえば弱点です。人によっては骨伝導の振動部分が痒くなることもあるらしいですね(僕は平気です)。ambieは一度着けてしまえば全く邪魔に感じない装着感が大きなアドバンテージだと思いますが、装着するのがやや面倒です。耳を挟んでいるので、長時間着けっぱなしだと痛くなったりすることもあるかもしれません(いまのところ、二時間程度着けっぱなしでは気になったことはないです)。

さて、パンデミックで活動に色々と制限がある日々の中で、

1. 移動、家事、エクササイズなど、脳の言語野を使わない作業
2. ラジオ(radiko)やポッドキャストなどの音声コンテンツ
3. 耳を塞がないイヤホン/ヘッドホン

この3つの同時活用によるシナジー効果は凄まじいものがあります。QoLにはっきりと有意な影響がある。直感で選んでいいと思います、どっちかは持っているといいことあるよ。