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写真をメインに、いろいろログ。

レンズポルノ#4 - Carl Zeiss Distagon T* 1.4/35

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まったく買う予定は無かったレンズ。35mmより50mmが好きだし、高いし、でかいし重いし。でも、とある通販サイトですごく安く中古品が出ていたのです。で、とりあえずFlickrのグループを覗いてみたら、なんかグッときた。Flickrのレンズグループって、物欲殺しの効能があるのが普通なのだけど、なんかグッと来ちゃったんです。

 

で、使ってみて。どちらかというと「クセ玉」のジャンルに入るレンズだと思います。開放はユルいし、びっくりするほどピントが薄い。逆光に弱くてゴーストが出やすいです。でもすごく好きです。開放付近で使った時、あまりシャープではないピント面からもんやりとボケていく味が、独特の世界観を生み出します。

 

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絞り開放。独特のアヤシイ雰囲気。

 

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f/4まで絞るとこんな感じ。最短付近だとまだ柔らかい。

 

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f/8まで絞って全面シャープに。

 

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太陽は画面外だが、右側中央付近にゴーストが出ている。

 

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絞り開放でテーブルフォト。優しいボケ方。

 

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ハイキー、f/2。

 

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ローキー、f/1.4。

 

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当然暗所に強い。

 

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前回エントリでも使った写真。決してシャープではないが、独特の質感がある。

 

今回、SigmaのArt 50mm f/1.4を買おうと思って貯めていたお金で突撃したんですが、結果としてよい判断だったと思います。僕はバキバキにシャープなレンズより、もんやりゆらゆらしてるレンズのほうが好きみたいです。