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bluelines

女子大教員。大学教育・言語・ねこ・写真とカメラなどについて。

フィルムで撮る

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写真が好きで、デジカメで結構撮っているけど、なんとなくフィルム写真が気になる。なんか心惹かれる。でもどうなんだろう難しいのかな。どうしようかな。というのが一年ほど前の僕でした。あれからフィルムカメラを買って、あれこれ撮っている間に学んだことです。

 

フィルム写真のよいとこわるいとこ

よいところ:写真に独特の味があります。デジタルと何が違うのか、というとうまく言いがたいんだけど、なんかこうノスタルジーをくすぐるような写真が撮れます。「とりあえず撮ってみて、液晶確認して、なんだったら撮り直して」みたいなのが出来ないので、撮るときにすごく気持ちが入ります。現像している時にとてもワクワクします。使うフィルムによって全然違う写真になるのがとても面白いです。

わるいところ:ランニングコストがデジタルの比ではありません。フィルム代と現像代は絶対必要で、それにプリント代やらスキャン代やら色々追加でかかってくる可能性があります。36枚(35mmフィルム一本)分の写真を撮って楽しむのに最低1,000円、やり方によっては2,000円以上。思うまま撮りまくるわけにいかないので、どうしても写真が保守的になってしまいます。

 

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f:id:gorotaku:20140818175258j:plain(Kodak Ektar 100)

 

 

カメラ

僕はNikonFM3Aを中古で買いました。デジタルもNikonを使っているので、レンズを共有できるのが決め手でした。マニュアルフォーカス・手動巻き上げで、最近のデジタル一眼レフから見るととても単純な構造のカメラです。巻き上げ、構図を決め、ピントを合わせ、場合によっては露出を補正し、と一枚撮るのにえらい時間がかかりますが、どの道フィルムで連写する気はないので困りません。「じっくり撮る」というスタイルに合っていると思います。

 

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f:id:gorotaku:20140818175418j:plain(Fuji Velvia 100)

 

 

フィルム

フィルム写真の魅力は「フィルム次第で全然違う写真になる」ことだと思います。ネガもリバーサルも使ってみましたが、ネガの方が露出がユルくて気が楽です。これまで使って特に気に入ったのはKodakのEktar100とPortra160です。Ektarはものすごくシャープで彩度が高い写真になり、Portraはとても薄くて端正な写りです。

 

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f:id:gorotaku:20140818175553j:plain(Kodak Portra 160)

 

 

撮った後

近所のコイデカメラに現像に出します。その際、現像だけを頼み、出来上がったものを自分でスキャンしています。これ以外には「現像に加えてプリントも依頼する」「現像に加えてスキャンも依頼する」というオプションがありますが、ランニングコスト削減のために自分でやります。スキャンしているときに問題なのが、どこからか入ってくるホコリです。いくら頑張ってブロワーで吹いても、どこからかホコリが乗ってしまいます。最初は何度も何度もスキャンをやり直していましたが、最近はもう開き直って、ホコリはLightroomで消しています。

 

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f:id:gorotaku:20140818175705j:plain(Kodak Portra 400)

 

 

フィルムで撮ることの魅力

出てきた写真だけの話をするのであれば、わざわざフィルムで撮ることもないのだろうと思います。「フィルム独特の味わい」といっても、たぶんPhotoshopの技術があれば同じことができてしまうでしょう。僕にとってフィルムで撮るというのは、撮る過程一つ一つを楽しむという道楽ですね。フィルムを選び、装填し、一枚一枚巻き上げ、被写体を探し、構図を考え、ピントと露出を合わせて撮り、撮り終わったら巻き上げて、現像が仕上がるのを待つ。そういったプロセスとじっくり向き合うことは、カメラという機械と協力して作業しているような感覚を惹き起します。カメラが「相棒」みたいな感じになってくる、と言えばいいでしょうか。そのような感覚を得ることができるのが、このご時世にわざわざフィルムで撮ることの魅力だと思います。 

 

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f:id:gorotaku:20140818170914j:plain(Lomography Cine200 Tungsten Film)

 

 

今後も月に2本ぐらい撮っていこうと思っています。